面接の一番始めに聞かれる事が多い「自己紹介」。
みなさんは入念に準備をしていますでしょうか?
自己紹介はあなたの印象を決める大切なものとなります。
内定する自己紹介の作り方、知りたくありませんか?
今回は、自己紹介について徹底解説をしていきます。
本記事のテーマ
【例文あり】就活での30秒自己紹介のコツ!大手内定者が徹底解説!
記事の信頼性
本記事の執筆をしている僕の主な内定先は大手総合商社・メガバンクです。就活を通して数々の面接・筆記試験を突破し自分よりも高学歴の就活生に勝利してきました。
就活塾で外資系コンサルティング出身の鬼就活講師から指導された経験もあり、そこで学んだ知識も含めれば他の就活生には負けません。
就活生の読者さんへのメッセージ
本記事では、就活の面接においての自己紹介の仕方がイマイチ分からない方向けに自己紹介の例文も用いながら解説をしていきます。先ほどもお伝えした通り、自己紹介はあなたの印象を大きく決めるものでもあるので大切なものとなります。本記事を参考に完璧な自己紹介を作って頂ければ幸いです。
それでは本記事の内容に入っていきましょう。
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違えがちな自己紹介と自己PR
僕が実際に集団面接を受けた時に最も多い失敗パターンが"自己紹介で自己PRをしてしまう事"です。自己紹介の内容を考える上で自己紹介と自己PRは異なるものである事をまず理解する事が必要です。ここではその2つについてそれぞれ「何を伝える手段なのか?」を解説していきます。
自己紹介とは?
自己紹介とは、あなたの事を知らない相手に対して「自分はどこの誰」を伝えるものです。ですので自己紹介と言われて難しく考えず、シンプルに自分の所属、名前を伝えればOKです。もちろん面接官もそれ以上の情報は求めていませんので必要な情報を的確に伝える事が大切です。
自己PRとは?
自己PRとは、自分の強みや特徴を伝えるものです。また、就活においての自己PRではまとめとしてそ入社後に自身の強みがどのように活かせるのか?を売り込む場となります。ですので今までの人生をよく見つめ直し自分の強みを発見してそれを相手に刺さるような話し方が必要となります。
以上がそれぞれの説明となりますが、自己紹介と自己PRでは全く異なるものである事を理解して頂けましたでしょうか?簡単に言うと「自分を知ってもらう」のか「強みを伝えて自身を売り込むのか」の違いですよね。
ですので本記事のテーマである自己紹介で自己PRのような発言をすると面接官から「この就活生は簡単な質問にも答えられないな」を思われる可能性が高くなるので絶対に気を付けましょう。
自己PRの例文はこちらで詳しく解説をしています。
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自己紹介の制限時間
就活生の多くが疑問に思っている「自己紹介とはどのくらいの時間話せば良いのか」についてです。自己紹介の基本としては所属、名前を伝えるものですのでそれほど時間は掛かりません。しかし、シンプルすぎて何か物足りないと心配もしてしまいますね。そのような疑問を3パターンに分けて解決していきます。
個人面接の場合
面接を受けているのが自分1人の場合には、先ほども解説した通りに「所属+名前」+「学生時代の取り組み」+「本日は宜しくお願い致します」のシンプルな内容で全く問題ありません。特に個人面接の場合にはもちろん自分1人に注目が集まるのでハキハキとした言葉で良い印象を与える事だけを意識してください。
その他の就活生に対しての質問は提出済みのESの内容を見ながら投げかけてくるので自ら長々と話す必要はありません。むしろシンプルな自己紹介の方が好印象となります。
集団面接の場合
集団面接の場合には、もちろん他の就活生が隣にいるのでその場で比較対象があるのが個人面接との違いです。もし、自分から発言する場合であったら個人面接と同様にシンプルな内容をハッキリと伝えればOKです。しかし、他の就活生から発言する場合にはちょっとしたコツがあります。それは「少しだけその就活生に時間を合わせる」事です。
ここで注意するべき点は「あくまでも少しだけ」という部分です。内容のベースは「所属+名前」+「学生時代の取り組み」+「本日は宜しくお願い致します」となりますが、他の就活生がそれに+αで加えて自己紹介をした場合には「学生時代に時間をかけて取り組んだ事」についてその時の役割等の追加情報を完結に加える事を事前に決めておくとスムーズです。
自己紹介で長々と話している就活生を横にビシッと短く纏めた自己紹介をする事であなた自身を差別化する事ができます。集団面接では恐れずに自分の用意した短い自己紹介で面接官にしっかりと伝えましょう。
面接官から時間を指定される場合
最後に面接官から自己紹介の時間を指定される場合です。稀に「〇〇分で自己紹介をして下さい」と指定される事があります。その場合には指示にしっかりと従って制限時間を可能な限り使って自己紹介をしましょう。
とは言え、いきなり指定された時間ぴったりで時計を見ずに前を向いて自己紹介をするのは非常に難しいです。なので面接前に時間毎の自己紹介を事前に用意しておく事が対策となります。
僕の就活の経験から用意すべき時間毎の自己紹介は「30秒」「1分」「3分」です。正直に言って時間制限されるのは本当に稀ですのであまり深く考えずにこの3つのパターンを用意していれば問題ありません。準備の仕方は後ほど解説をします。
30秒自己紹介の作り方(例文あり)
では、具体的にどのようにして自己紹介を作っていけば良いのかを解説していきます。ここでの2つのステップを確実にこなしていけば完璧な自己紹介を作る事ができますので例文も合わせて参考にして頂ければと思います。
自己紹介に必要な情報を書き出す
まずは自己紹介に必要な情報を紙に書き出していきます。非常に簡単な作業ですがこれがベースとなるので確実に行いましょう。
自己紹介に必要な情報
・氏名
・学校名
・学部学科
・学生時代の主な取り組み
自己紹介に必要な情報はこれだけです。あえて言うならば、「学生時代の主な取り組み」について1つは用意しておきましょう。例えば、「部活」「ボランティア」「サークル」「趣味」等が当てはまります。「アルバイト」しかないと思ったら、そのアルバイトに相当な自信を持っている場合以外はわざわざ自己紹介で伝える必要はありません。何か1つで良いので時間をかけて取り組んでいる事を考え、書き出しておきましょう。
長めの自己紹介作成の為の情報
・学生時代の取り組みでの役割
・入社後に実現したい姿
以上の2つを考えておくとベースとなる自己紹介に追加として入れるだけで長めの自己紹介作成が可能です。マストな情報ではありませんが予め書き出しておく事をおすすめします。これは集団面接での自己紹介で「他の就活生に少し合わせる」部分でも有効です。
必要事項をベースに時間別自己紹介を作成
先ほど書き出した情報をベースにそれを文章として繋ぎ合わせて自己紹介を作成していきます。今回は一般的なシンプル自己紹介と一番メジャーな「30秒自己紹介」を例文付きで解説をしていきますので参考にしながら作成しましょう。
シンプル自己紹介
【所属・氏名】
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の山田太郎と申します。
【学生時代の主な取り組み】
大学では、野球サークルに所属しており3年間全力で取り組んで参りました。
【挨拶】
本日は宜しくお願い致します。
この型が最もシンプルな自己紹介となります。先ほど書き出した必要な情報を当てはめるだけで完成です。いつ聞かれてもスラスラと言えるように短い文章ですが練習をしておきましょう。この自己紹介文をベースに追加情報を加えて30秒自己紹介を作成していきます。
30秒自己紹介
【所属・氏名】
〇〇大学〇〇学部〇〇学科の山田太郎と申します。
【学生時代の主な取り組み】
大学では野球サークルに所属しており3年間全力で活動をして参りました。
【取り組みの具体的な情報】
具体的に取り組みを説明すると、私はサークルの下級生の育成を担当しておりました。人生初めての指導者という立場に戸惑い、初めは右往左往をしていましたが、「下級生への指導力が高い野球サークル」を目標として取り組み継続をして参りました。
【挨拶】
本日は宜しくお願い致します。
30秒自己紹介の字数アドバイス
字数は150字程度に収めましょう。人間が話す一般的なスピードは1分間で約300字程度です。ですので150字程度を30秒間ぴったりに話す事ができれば相手にも聞き取りやすいスピードとなります。自己紹介を作成したら何度も練習をしましょう。
今回は30秒自己紹介の例として【学生時代の具体的な取り組み】を追加して作成をしました。自己紹介の中に「サークルをどのような目標で取り組んだのか?」を明確に入れ込むと面接官にも話が伝わりやすいです。これはサークル以外の場合でも応用ができるので是非取り入れてみて下さい。あとは何度もお伝えをしていますが練習あるのみです。
まとめ
今回は面接においての自己紹介について解説をしました。自己紹介と自己PRが混合しないように本記事を参考に完璧な自己紹介で他の就活生と差をつけて頂きたいと思います。また、何より大切なのはハキハキと自己紹介をする事です。面接官に良い印象を与えられるように練習をしていきましょう。今回は2つの宿題を出しますので今すぐ取り組みましょう。では良い就活ライフを!
2つの宿題
・シンプル自己紹介の作成
・朝起きたら毎日自己紹介の練習