就活生の一番の関門、それは面接です。
何度かの面接を通過して最終面接に合格すれば無事、内定となります。
今までの人生の中で面接というものをあまり受けた事がない人は不安になってgoogle先生に色々と聞いている段階だと思います。
「どのように話せばいいの?」「どうやって対策をするの?」と。
今回はこのような疑問に答えていきたいと思います。
本記事のテーマ
差別化する就活面接の話し方を解説!【優秀な人は全員やっています】
記事の信頼性
本記事の執筆をしている僕の主な内定先は大手総合商社・メガバンクです。就活を通して数々の面接・筆記試験を突破し自分よりも高学歴の就活生に勝利してきました。
就活塾で外資系コンサルティング出身の鬼就活講師から指導された経験もあり、そこで学んだ知識も含めれば他の就活生には負けません。
就活生の読者さんへのメッセージ
本記事では、面接の時にどのような話し方をすれば通過することができるのか、どうやって対策をすればいいのか分からない方に向けて「面接での話し方」にフォーカスして僕の実践していた方法を分かりやすく解説していきます。
注意して頂きたいのですが本記事ではよくある就活サイトの「話すスピードを〜」や「相手の目をみて〜」等のレベルの低い内容は全て省いております。
ただ何も考えずに面接を受けても合格することは正直難しいです。解説をする方法をトレーニングして実践していけば「頭の良い就活生」という評価を得ることができ、今後の選考でも有利な展開になります。しっかりと学んで頂ければ幸いです。
本記事を読んで頂ければ「合格する就活の面接の話し方」を学ぶことができます。
優秀さが滲みでるような話し方をマスターすれば面接で負ける事はありません。
それでは本記事の内容に入っていきましょう。
面接以前にグルディスが受からない人はこちらで徹底的に解説をしています。
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面接に受からない人の2つの共通点
面接に受からない人には2つの共通点があります。これに当てはまっていたら内定が危ういので必ず気を付けて下さい。それでは一つ一つ解説をしていきます。
【共通点1】質問に答えられない人
「質問に答えられないってどういう事?」と思った人が多いと思います。周りの就活生を観察していると圧倒的にこのパターンが多いです。
例えば、「今日は何時に授業終わった?」という質問に対して無意識で「4時間授業だったよ」など無意識に答えてしまう人は要注意です。
あなたは気が付きましたか?この会話の「4時間授業だったよ」と答えてしまった人は質問者の質問に適切に答えている事が出来ていませんよね。質問は「何時に終わったのか?」です。なのでこの質問の適切な答えとしては「15時だよ。」など「具体的な時間」を答えなければなりません。
「この人、頭悪いな」って思われる人は大抵このように質問に対して的を得ていない回答をしてくる人です。
以上の例は簡単な会話を用いて説明をしましたが、就活の面接でも同じ事が言えるのです。
面接の例でいうと、
「あなたは学生時代、何を成し遂げましたか?」という質問に対して
「〜〜を頑張ってきました!(ドヤ)」
と答えた時点で面接官の聞きたい事に100%回答する事が出来ていませんよね。面接官の気持ちとしては「頑張ってきたんじゃなくて具体的に何を成し遂げたの?が聞きたいのに!」思っているはずです。
このような回答をしていると面接官からの評価は「会話の出来ない人」となってしまい面接には残念ながら合格する事は出来ません。
【共通点2】結論から話さない人
そうです。結論から話を出来ない人というのは落ちる可能性が高いです。結論から話さないと面接官もそうですが、実際に話している本人も長々と前置きをするのでどのような質問であったかを忘れてしまい自滅していく人を多く見てきました。
ここでいう結論から話さない人というのは2パターンあります。
壮大な前置きからのありふれた結論パターン
結論から話さない人は1日でたくさんの就活生と面接する面接官にとってストレスでしかないと思います。長々と壮大に前置きをして結局ありふれた結論を話すのは面接官に対して印象が良いとは言えません。
学生時代に頑張ってきた事は「居酒屋でのバイト」と最初に答えてしまえば良いのに「売上が〜」とかホントなの???って思われてしまうような前置きばかりが一人歩きしている人はいますぐ改善しましょう。
面接とは「会話」です。ある程度必要な事をアピールしたらそれに対して面接官が聞きたい事を質問してくるので焦らないようにして下さい。面接官が聞きたくない事をずっと話し続けるのはNGです。
言いたい事何個あるか分からないパターン
このパターンも非常に多いです。例えば「学生時代に頑張ってきた事」を質問された時に、
「〜と、〜と、それから〜と...」
一体いくつあるんでしょうか?頑張ってきた事が多い事は良い事だと思いますが、聞き手からすると話の全体像が全く見えず、決して晴れる事のない霧の中に立たされている気分になります。就活生からすると必死にアピールしてる事つもりであると思いますが、相手に対しての思いやりがないですよね。
このような話し方をしていると「話の整理が出来ていない就活生」とレッテルを貼られて落とされる可能性が高いです。
ポイント
・質問に対して適切な回答を無意識にしている人は要注意!
・結論から話さない人は相手への思いやりが感じられない!
以上が面接に受からない人の2つの共通点でした。本人が面接に必死に取り組んでいるつもりであっても話し方が悪いと「優秀さ」を伝える事が出来ません。優秀な人というのは話し方ひとつで優秀だっていう事が分かりますよね。
逆に言うと、「話し方」をマスターしてしまえばあなたは優秀に思われる事が可能なのです。実際の方法論を次で解説をしていきます。
圧倒的優秀さを伝える話し方
では、具体的にどのような話し方をしていけば面接官に「この人は優秀だ」と思わせることができるのかを2つに分けて徹底的に解説をしていきます。要は、先程の「面接に受からない人の2つの共通点」の改善法です。これができれば間違いなく好印象を与え、今後の社会人生活でも役立つこと間違いないです。
1.相手の質問に100%の回答せよ
相手の質問に答えられない人は会話が出来ない人だという印象を与えます。では、どのようにしたら相手の望む「100%回答」をビシっと答えることができるのかを解説していきます。
相手の質問している事を自分で繰り返してから回答を始めよう
具体的な例を挙げて説明をします。
面接官:学生時代頑張ってきた事を教えて下さい。
就活生:私が学生時代頑張ってきた事は何か?と言いますと、居酒屋のバイトです。
黄色のマーカーが相手の求める質問内容で、赤字が100%回答です。面接官の質問を自分で繰り返してから発言することによって自ら100%回答しか出来ない状況を作っています。この方法を使えば、全ての回答が100%回答にしかなりません。
私が学生時代頑張ってきた事は何か?と言いますと、誰よりも声を出して、仲間を〜
というような「?」な回答には絶対にならないですよね。
しかし、毎回の回答で相手の質問を繰り返すと明らかに不自然で逆に変な印象を与えることになります。ですので面接の時にだけこれを使うのではなく、普段の友人、家族等の質問もこれを使って答える事がトレーニングとなります。
このトレーニングで周りからは不審がられる可能性が高いですが、続けていくと相手の質問を繰り返さずに質問に対する100%回答が何なのか?が徐々にわかってきます。その領域まで達する事ができれば相手の質問に対していわゆる「ズレた発言」をする事はもう無いでしょう。
また、僕がさらに実践していたのは周りの会話を聞いて回答で100%回答が出来ているか、そうでは無いのかを勝手に観察していました。優秀な人はやはり質問に対して的を得た発言をし、そうでは無い人は「ズレた発言」を無意識にしている事がよくわかります。「ズレた発言」をしている人に気付けるようになったらもう完璧です。
ポイント
・まずは相手の質問を繰り返してから発言しよう!
・面接時だけでなく普段から実践してトレーニングをしよう!
2.相手の頭の中を整理せよ
面接に受かるには相手にわかりやすく話をするのが基本です。あなたも今まで生きてきた中で「話がわかりにくいなこの人」と思った事ありますよね?その原因というのは様々なものがあると思いますが、その中で「相手の頭の中を整理することが出来ていない人」が当てはまります。
まさに、「面接に受からない人の2つの共通点」の2つ目にある言いたい事が何個あるか分からないパターンのような人です。たくさんアピールしたいけれども話がまとまらないし上手く伝わらない...と悩んでる人にどのようにしたら話を整理することができるのか?の具体的な方法をお伝えしていきます。
回答が複数ある場合は先に数を伝えよう
これに尽きます。これも周りを観察してみると優秀な人というのはまず最初に結論から話し始め、複数の内容がある場合には必ずいくつ話すのかを先に聞き手に伝えています。
これを実践することによって何がメリットなのかというと、相手の頭の中で「この人は今から〇個の内容について話すのだな。」と準備ができ、頭の中で整理することができる点です。今から話される内容がいくつあるのか分からない状況だとその話の要点が本当に頭に入ってこないです。
具体的な例を挙げて説明をします。
×私の学生時代に頑張ってきた事は〜〜で、〜〜で...
○私の学生時代に頑張ってきた事は2つです。まず1つ目に関しては〜
これを見比べると、前者だと聞き手からしたら「うーん、何個あるんだろう。」と考え始めてしまい全く聞く準備が整える事が出来ず、内容をメモする際も整理しにくいです。
それに対して後者の良い例は聞き手からしたら「2つあるんだな、それぞれどんな事を頑張ったのかな?」と想像でき、頭の中が圧倒的に整理され、聞く準備が整います。
これこそが「相手の頭の中を整理する」という事です。また、最初に2つと自分で言い切ってしまえばダラダラと内容をその場の思い付きで話すことも防ぐ事ができるのもメリットの1つです。
これも日常生活から意識する事で面接の時に役立つ方法です。日々、自分の話す内容と相手の頭の中を整理するような思いやりのある話し方を意識する事でとっさの会話の中で無意識に行う事ができるようになります。今からでも良いのでどんどん実践していきましょう。
ちなみにあなたは気付きましたか?この記事内でも各章において冒頭部分で解説する内容の数をあえて太字で提示しています。このような感じで内容を整理をして伝わりやすくしていくのです。
ポイント
・相手の頭の中を整理するには最初に内容の数を伝えよう!
・聞く準備を促す事が優秀な人の話し方!
以上が面接における「この人は優秀だ」と思わせる事ができる話し方の具体的な方法論でした。この2つを徹底的に意識して普段の会話から気を付けていくと確実に実力が付くものとなっているのでトレーニングは惜しまず行いましょう。これが内定への近道です。
面接で優秀だと認められたらどうなるか?
最後に、完全に僕の体験談に基づいたお話をしていきます。あなたが面接で優秀と認められ、その後どうなるのかというイメージの参考になると思い、執筆をしていますので最後までどうぞお付き合い頂ければと思います。
いきなり最終面接に呼ばれた話
採用は関係ないと言われていた大手企業の独自イベントの簡単な面談での出来事でした。
僕は面接にだんだんと慣れてきた頃、その企業の部長クラスの方と面談をしました。もちろん、採用に関係ないと言っているので雰囲気は和やか目で進んでいくのですが、さらっと聞いてくる内容は面接で聞かれるだろうと思われるきちんとしたものだったのを覚えています。
僕は本記事で解説をした相手の聞きたい内容を見定めて100%回答をする事と、相手の頭の中を整理する話し方を徹底して臨みました。20分くらいでその面談イベントは終わったのですが、3日後、なんとその企業から一件のメールが届きました。その内容とは
「前回の面談の結果、あなたを6月2日に最終面接にお呼びします。」
まだ面接を開始しておらずESしか提出していない4月の段階で一発最終面接を約束される事に。企業とはなんだかんだ採用関係ないと言いつつ本気で就活生に目星を付けているのです。
この体験から分かる通り、面談で優秀である事を相手に認めさせる事ができると他の就活生とは圧倒的に有利に就活を進める事ができるのです。それは僕が大学生活に頑張ってきた事がすごいとかそういう意味ではなく「話し方」で他の就活生と差別化できたのです。
是非、この記事を読んでくださった就活生の皆さんには本記事から学んだ「話し方」を実践して下さい。他の就活生を圧倒できるようになる事は間違いないです。
まとめ
今回は、就活における面接での「話し方」について徹底的に解説をさせて頂きました。しかし、この方法は面接以外にも企業説明会の時などに質問をする際など様々なところで他の就活生と差別化をする事ができる内容となっています。実は、社会人にとってこの話し方は当たり前なのです。あなたが企業に入り、活躍しているイメージを面接官に植え付け、内定を勝ち取りましょう!では良い就活ライフを!